◆コラム 中国人留学生が日本で就職するメリットと就活ポイントを解説

2019年10月28日

■日本で働く外国人、人数とその推移
日本で働いている外国人労働者の数は1,460,463人(2018年10月末時点)。これは前年同期比で181,793人、14.2%増加で、2007年に届出が義務化されて以降過去最高を更新しています。国籍別では中国が最も多く389,117人(外国人労働者数全体の26.6%)。次いでベトナム316,840人(同21.7%)、フィリピン164,006人(同11.2%)の順。対前年伸び率は、ベトナム(31.9%)、インドネシア(21.7%)、ネパール(18.0%)が高くなっています。

■中国人が日本で働きたいと考えるワケ
日本で働く外国人労働者の中で、最も多いのが中国人。
ではなぜ中国の人は、そんなにも日本で働くことを望むのでしょうか。
彼らが日本で働きたがるワケ、また日本で働くことのメリットはどこにあるのかを考えてみました。

■中国はコネ重視?
日本で働くメリットのひとつに上げられる中のひとつに、「日本なら 大手企業に就職するチャンスがあるから」というもの。
むろん中国、とくに上海や北京なら、著名な大手企業がいくつもあります。
ただ、中国で大手国有企業などに入社するためには、いくつかの高いハードルがあります。たとえば、中国の有名大学を卒業していることは必須。そして、有名企業に入社するためには強力な「コネ」がないと難しいのが実情のよう。その点、日本は中国のそのシステムと比較すると、まだかなりフラット。多くの人に大企業に入社するチャンスがあると言えるでしょう。
もし日本で世界的にも有名な日本の大手企業で働いたなら……中国に戻ったとしても「あの企業で働いていたのか!」と母国で就職する際に引く手あまたとなることは間違いない。大きなメリットと言えるでしょう。

■日本企業の給料の高さが魅力
ある30代の中国人女性の話によると、なんでも日本企業の給料は中国大手企業の約2倍に値する金額なんだとか。
この給与の高さも、中国人にとっては<日本で働くメリット>と考えられているようなんです。たしかに給料の高さは、豊かな人生を送る上で大切なポイントですよね。

■日本語が上達する
日本企業と取引のある中国企業はたくさんあります。そのため、中国では日本語が話せる、しかもビジネスレベルで話せるとなると非常に重宝されます。そういう理由から、日本の大学や専門学校を卒業したあとにまず日本の企業に就職し、何年か勤務してから中国に戻るという人もいるようです。
ただし、日本で働いている中国人の多くは、いったん日本で働くとそのまま自国に戻らずに働き続けることを希望する人も多いのです。
それはなぜでしょうか?

■日本の治安のよさと清潔さも「住み続けたい」のポイント
以前、株式会社フェローシップの女性中国社員に「日本で働くこと」についてインタビューしたことがあるので、その一部を抜粋します。日本にきた中国人の人が日本の就職を希望し、ずっと住み続ける理由がよくわかるのではないでしょうか。

□中国人が日本で働きたくなる理由――リアルな声を聞いてみた!
株式会社フェローシップに在籍する中国人女性社員に「なぜ中国の人は日本で働きたいと思うのか」、その理由を尋ねてみました。「最初に断っておきたいんですけれど、私は中国が大好きなんです。中国を誇りに思っているし、愛してもいる。その想いは日本に来て10年以上が経ついまもなんら変わりません」と前置きをしたうえで、日本で働き続けるその理由を語ってくれたところ……。
「ビジネスの場に置いても、レストランやデパートやショッピングモールや電車などの公共の場においても、日本人のマナーとルールを重んじる姿勢は素晴らしいと思います。ひとりひとりにその姿勢が根付いているからこそ、日本はあらゆる面でとにかく暮らしやすいんだろうと思います。日本人は電車やお店でもきっちりと列を作り自分の順番が来るのを待ちますよね。中国には列を作る習慣がありません。すいているところを見つけて突進する、なんでも早いもの勝ちなんですよ。また、日本に来た当初は公共の場のトイレの清潔さにもとても感激しました。日本のトイレに慣れてしまうと、中国に帰省してもいまは外出先でトイレに行くのをためらってしまいます……。あとはやはり治安の良さは大きい。とくに女性はいったん日本に来れば、暮らしやすい、仕事もしやすいと感じるのではないでしょうか」

■外国人が日本で働くために――日本での就職方法
日本で仕事をしたい。そう思うなら、まずビジネスレベルの日本語を話せることは必須です。日本語能力検定でいうならN1。N1に合格していると、就職活動の際には非常に強い武器になることでしょう。
また、気を付けたいのは就職活動を行う時期。
日本の大学に通う学生は、大学を卒業する一年以上前に就職したいと思える会社をリサーチし始めます。そして大学3年生の12月頃になると、本格的な就職活動をスタート。
希望企業へのエントリーや、会社説明会への参加と一斉に行動するので、中国人留学生もこの波に遅れないように気を付けてくださいね。
就活サイトをチェックして、企業の会社説明会の日程なども把握するようにしましょう。

■株式会社フェローシップでは、中国人留学生を対象にした<就職塾>を開催中
日本で就職したいのに、なかなか叶わない――。
そんな悩める留学生はどうすればいいのでしょう?
まず先輩や友人、大学の就職課に出向いてなるべく多くの情報を収集すること。可能であれば、就職活動前にインターンシップに参加して日本企業を知ってみること。
さらには、名前の知れ渡った大手だけが会社ではない、と頭を切り替えることも就職活動中は大切なことです。

なお、株式会社フェローシップでは、中国人留学生を対象にした<就職塾>を定期的に開催しています。ここでは留学生1人ひとりの過去や現在の生活についてなど、細かくヒアリング。その方の特徴や企業にアピールできるトピックスなどを浮き上がらせます。その上で最終的に就職先選びの基準をきちんとつくり、その軸に沿って、就職先をピックアップしていきます。さらに、面接ではどう志望動機をアピールしていくか、面接での上手な応答の仕方、というようなことまでマンツーマンで指導します。

日本での就職を希望する中国人留学生の方はぜひ一度ご検討ください。皆様のご参加をお待ちしています。

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